マウスピース矯正のデメリットとは?始める前に知っておきたい7つの注意点

マウスピース矯正の主なデメリットは、「1日20〜22時間の装着が必要」「食事のたびに外す手間がある」「自己管理しだいで期間が延びる」の3つです。目立ちにくく取り外せる一方で、治療の結果が毎日の過ごし方に左右されます。
ほかにも、虫歯のリスク、交換直後の痛み、治療後のリテーナー、自由診療であることなど、始める前に知っておきたい点があります。この記事では、湖西市新居町でマウスピース矯正を行う歯科天陽堂柴田医院が、7つの注意点と、その対策を解説します。
監修:歯科天陽堂柴田医院 院長 柴田 家孝
マウスピース矯正のデメリットには、どんなものがある?
大きく分けると「毎日の手間」「お口の健康管理」「治療の見極め」「費用と制度」の4つに関わる注意点があります。
まずは、7つの注意点を一覧で確認しましょう。
| No. | 注意点 | 関わること |
|---|---|---|
| 1 | 1日20〜22時間の装着が必要 | 毎日の手間 |
| 2 | 食事・飲み物のたびに外す | 毎日の手間 |
| 3 | 歯みがきを怠ると虫歯・歯周病のリスクが上がる | お口の健康管理 |
| 4 | 交換直後の痛み・違和感、話しにくさ | お口の健康管理 |
| 5 | 歯並びによっては工夫や別の方法が必要 | 治療の見極め |
| 6 | 治療後もリテーナーが必要 | 治療の見極め |
| 7 | 自由診療で、未承認医療機器を使う | 費用と制度 |
それぞれの内容と、当院での対策を順に説明します。
注意点1・2:装着時間と取り外しの手間とは?
マウスピースは1日20〜22時間の装着が推奨されています。外してよいのは、食事と歯みがきの時間が基本です。
マウスピース矯正は、装置が歯に力をかけ続けることで歯を動かします。外している時間が長いと、計画どおりに歯が動きません。その結果、治療期間が延びたり、マウスピースの作り直しが必要になったりします。メーカーは、1日20〜22時間の装着を推奨しています。
取り外せることはメリットですが、その分、自分で管理する必要があります。とくに注意したいのが食事のときです。マウスピースをつけたまま食事をすると、装置が傷んだり、汚れがたまったりします。食事や間食のたびに外し、歯をみがいてから戻すのが基本です。水以外の飲み物を飲むときも、外すと安心です。

マウスピース矯正中の1日の過ごし方(例)
外食が多い方や、間食の回数が多い方は、この手間を負担に感じることがあります。始める前に、ご自身の生活リズムで続けられるかを考えておきましょう。
注意点3:虫歯や歯周病のリスクは上がる?
マウスピースの中に汚れが残ると、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。歯みがきなどのセルフケアを怠らないことが大切です。
マウスピースは歯をすっぽり覆います。食べかすや汚れが残ったまま装着すると、その汚れが歯の表面に長くとどまります。唾液で洗い流されにくくなるため、虫歯や歯周病が進みやすくなります。
対策はシンプルです。食後は歯をみがいてからマウスピースを戻す。マウスピース自体も清潔に保つ。この2つを習慣にしましょう。
当院は総合歯科のため、矯正中に虫歯が見つかった場合も、同じ医院で治療できます。矯正を始める前に虫歯や歯周病がある場合は、先にそちらを治療します。
注意点4:痛みや話しにくさはある?
新しいマウスピースに替えた直後は、締めつけられるような痛みや違和感が出やすくなります。つけ始めは、話しにくさを感じることもあります。
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べて痛みや違和感が出にくいとされています。ただし、歯を動かす治療である以上、まったく痛みがないわけではありません。とくに交換した直後は、歯が押される感覚が出やすくなります。
また、装置が歯を覆うため、つけ始めは発音しにくいことがあります。当院の子どものマウスピース矯正では、話しづらさは2〜3週間ほどで慣れることが多いとご説明しています。
痛みが強いときや、なかなか慣れないときは、我慢せずにご相談ください。痛みに不安が強い方には、できるだけ配慮した方法をご提案します。
注意点5:どんな歯並びでもマウスピース矯正で治せる?
多くの歯並びに対応できますが、歯を大きく動かすケースや、あごの位置のずれが大きいケースでは、工夫や別の方法が必要になることがあります。
当院では、ガタガタの歯並び(叢生)、出っ歯、受け口、すきっ歯、開咬、過蓋咬合などに対応しています。マウスピースだけでは難しいケースでも、ほかの方法と組み合わせることで対応できる場合があります。
ただし、骨格的なずれが大きい場合など、マウスピース矯正が向かないケースもあります。大切なのは、始める前に精密検査で見極めることです。当院では、CTや口腔内スキャナーで調べ、3Dシミュレーションで治療後の歯並びと期間を確認してから治療を始めます。
なお、当院の矯正治療はマウスピース矯正のみで、ワイヤー矯正は行っていません。
注意点6:治療が終わったあとも、やることはある?
歯並びが整ったあとは、歯が元の位置に戻る「後戻り」を防ぐため、保定装置(リテーナー)を使う必要があります。
動かしたばかりの歯は、まだ周りの骨や組織が安定していません。何もしないと、少しずつ元の位置に戻ろうとします。これを防ぐのがリテーナーです。
リテーナーの使い方や期間は、歯並びの状態によって異なります。当院では、治療が終わるタイミングで、使用方法とお手入れの仕方をご説明します。リテーナーの代金は矯正費用に含まれているため、追加の支払いはありません。
注意点7:費用や制度面で知っておくことは?
マウスピース矯正は公的医療保険が使えない自由診療です。また、インビザラインは国内の承認を受けていない未承認医療機器のため、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
費用は全額自己負担です。当院の大人のマウスピース矯正は、30万〜84万円(税込)の4つのプランがあります。精密検査料と通院ごとの調整料は無料です。
インビザラインのマウスピースは、医薬品医療機器等法(薬機法)上の承認を受けていない装置です。マウスピースに使われる材料は国内で承認を受けています。万が一重い副作用が出た場合でも、国の医薬品副作用被害救済制度は使えません。当院ではこうした点も、治療前にご説明しています。
費用の内訳や入手経路などの詳しい説明は、次の記事にまとめています。
▶︎関連記事:豊橋市・浜松市でマウスピース矯正(インビザライン)を受けるなら|医院選びの7つの視点と費用・通院の目安
マウスピース矯正が向いている人・向いていない人は?
自分で装着時間を守れる人には、目立ちにくく通院回数も少ないマウスピース矯正が向いています。装着の管理に自信がない人は、始める前に生活リズムを見直しておきましょう。
| 向いている人 | 注意が必要な人 |
|---|---|
| 人前に出る仕事などで、装置を目立たせたくない | 1日20時間以上の装着を続ける自信がない |
| 食事や歯みがきを普段どおりにしたい | 外食や間食が多く、外す手間が負担になりそう |
| 金属アレルギーがある | マウスピースをなくしやすい・管理が苦手 |
| 通院回数をなるべく少なくしたい | 骨格的なずれが大きい(検査で判断が必要) |
当院の通院は2〜4か月に1回が目安です。マウスピースの交換は週に1回、ご自宅で行います。豊橋市や浜松市など、少し離れた場所から通う方にも続けやすい治療です。
よくある質問
Q1. 装着時間が足りないと、どうなりますか?
計画どおりに歯が動かず、治療期間が延びることがあります。マウスピースが歯に合わなくなり、作り直しが必要になる場合もあります。1日20〜22時間を目安に装着しましょう。
Q2. マウスピースをつけたまま飲み物を飲んでもいいですか?
水以外の飲み物は、外してから飲むと安心です。糖分や色の濃い飲み物がマウスピースの内側に入ると、虫歯や着色の原因になることがあります。
Q3. 矯正中に虫歯になったら、どうなりますか?
虫歯の治療を優先します。当院は総合歯科のため、矯正を続けながら同じ医院で虫歯の治療も受けられます。治療の内容によっては、マウスピースの作り直しが必要になることがあります。
Q4. 治療が終わったら、リテーナーはいつまで使いますか?
歯並びの状態によって異なります。治療が終わるときに、使い方と期間の目安をご説明します。後戻りを防ぐため、指示どおりに使うことが大切です。
Q5. 子どもでもマウスピース矯正はできますか?
はい。当院では、乳歯から永久歯に生え変わる時期のお子さまを対象にしたマウスピース矯正を行っています。早い子で6歳ごろから始めますが、適した時期は歯並びによって異なります。
マウスピース矯正の不安は、歯科天陽堂柴田医院へご相談ください
歯科天陽堂柴田医院は、湖西市を中心に、豊橋市・浜松市・磐田市からも通院いただいている歯科医院です。マウスピース矯正のデメリットやリスクも含めて、治療前にていねいにご説明します。
- 矯正の無料カウンセリング・精密検査は無料
- 3Dシミュレーションで治療後の歯並びと期間を確認してから開始
- 通院は2〜4か月に1回が目安、調整料は無料
- 虫歯・歯周病の治療から矯正まで同じ医院で対応
歯科天陽堂柴田医院
– 所在地:〒431-0302 静岡県湖西市新居町新居3354-1
– 電話:053-594-0622
– 診療時間:9:00〜12:00/14:00〜18:30(土曜は16:30まで。最終受付は終了15分前)
– 休診日:水曜・日曜・祝日
– 公式サイト:https://www.tenyodo.jp/
– マウスピース矯正専門サイト:https://tenyodo-kyosei.com/
参考・出典
- 厚生労働省「『医療広告ガイドライン』及び『美容医療サービス等の自由診療におけるインフォームド・コンセントの取り扱いについて』の改正について」 https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001198689.pdf
- 厚生労働省「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書(第6版)について」 https://www.mhlw.go.jp/content/001683596.pdf
この記事の監修者
柴田 家孝(しばた いえたか)
歯科天陽堂柴田医院 院長/歯科医師/歯科医師・インビザラインドクター
- 2010年 日本大学歯学部 卒業
- 2011〜2014年 日本大学歯学部歯科補綴学第2講座 勤務
- 2014〜2019年 医療法人社団敬潤会 国際デンタルクリニック 院長・副院長
- 2020年 歯科天陽堂柴田医院 継承
歯やお口のお悩みは、湖西市新居町の歯科天陽堂柴田医院へご相談ください






