年100症例以上手がける入れ歯のスペシャリスト
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入れ歯や被せ物、噛み合わせを研究する分野は「補綴学(ほてつがく)」といいます。当院で入れ歯治療を担当する院長は、日本大学歯学部の補綴学講座に3年間在籍。入れ歯や噛み合わせについて研究しながら、数多くの入れ歯治療に携わりました。その後、すべての歯を失った人向けの入れ歯やインプラント治療で有名な歯科医院に在籍し、年間100症例(2020年現在)にのぼる入れ歯治療を手掛けてきた経験を持ちます。
入れ歯は、歯の代わりを作るだけではありません。もちろん歯の代わりにしっかりと機能しなければなりませんが、そのためには治療過程での「精密な型取り」や「噛み合わせの分析」が必須です。丁寧かつ精密な作業があってはじめて、よく噛める、痛くない、外れない入れ歯を作ることができます。快適な入れ歯を作る技術力を得るには、豊富な知識と経験、高度な技術の習得が必要です。
当院の院長は、補綴学講座で研究してきたその知識、そして豊かな実績と技術力を駆使し、保険治療か自費治療かに関わらず、噛みやすい入れ歯をお作りいたします。入れ歯が痛む、噛みにくい、ガタつく、落ちる。入れ歯についてお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
プロが使いやすさにこだわった入れ歯治療
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痛い、噛めない、外れる、これらは入れ歯に対して多くの方が抱えているお悩みです。きちんと作ったはずの入れ歯が、なぜこのような状態になるのでしょうか。それには、主に以下のような原因があります。
- 噛み合わせる位置がおかしいため、噛みにくい
- 入れ歯の内面(床)と入れ歯を支える歯ぐきとの間に隙間ができているため、痛みが出たり外れやすかったりする
これらの問題を解決するには、原因を探り当て一つひとつ解消すれば良いのです。患者様のお口の中に天然の歯が存在してしっかりと噛めていた位置(噛み合わせの位置)を把握して、同じ噛み合わせを入れ歯で再現する。入れ歯の内面(床)と歯ぐきとの間に隙間がなくピッタリと合う入れ歯を作る。そうすれば、痛くない、よく噛める、そして外れない入れ歯を作ることが可能です。
しかしそのためには、きちんと時間をかけて患者様のお口の状況を詳細に把握しなければなりません。噛み合わせる時のあごの動き、食べ物を飲み込む時の唇や頬の筋肉の動き、舌の動き、歯ぎしりをした時の動きなど、日常生活で発生するお口の動きを細かく検査・記録し、どんな時にどの位置で歯が噛み合い、どのように筋肉が動くのかを分析することが必要です。
動きの把握だけではありません。精密な型取りも重要です。患者様のお口をしっかりと反映させた精密な型取りができれば、使いやすい入れ歯をご提供できます。そこで当院では、変形が少なく精密な型が取れる「シリコン印象材」という型取りの材料を使用する体制も整えております。こうした噛み合わせの分析や精密な型取りは、手間や時間がかかるものです。私たちはそれらを決しておろそかにせず、しっかりと行うことで、よく噛める入れ歯をご提供いたします。
噛みやすい入れ歯の豊富なメニュー
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入れ歯の治療には、健康保険を使える「保険治療」と、健康保険が使えない「自費治療」の2種類があります。それぞれにはメリット・デメリットがありますので、患者様のご希望やこだわりに応じてご選択いただくのが良いでしょう。
当院では患者様のご希望を叶えるため、さまざまな自費の入れ歯メニューをご用意しております。しかし、自費の治療を無理にお勧めするようなことはございません。どうぞ安心して、お悩みやご希望をお話ください。
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保険治療の入れ歯とは
保険治療の入れ歯の最大のメリットは、費用が安い点です。
その反面、健康保険を使用することによって、国が決めた細かいルールに従う必要が生じます。健康保険の入れ歯治療は、治療方法や使う材料などに細かくルールが決められています。このルールを外れる治療方法や材料は選択できません。「最低限の医療」を安い費用で提供するのが保険治療による入れ歯だということです。
この結果、細かい調整や工夫は施せず、手間と時間をかけたオーダーメイドでの入れ歯の製作が難しくなります。例えば保険治療の入れ歯は、歯ぐきと接する部分(床)をプラスチック素材で作らなければいけないのがルールです。この場合、以下のような問題の発生が考えられます- プラスチックは弱い素材であるため、強度を出すために厚く作らなければいけない
- 厚みがあるとお食事の際に味や温度を感じにくく、食事をおいしく感じにくい
- お口に装着したときの違和感が大きく、入れ歯を入れること自体が苦痛になりやすい
- 人工の歯もプラスチックなので、すり減りやすく、噛み合わせが狂う原因になる
- プラスチックは水や色素を吸い込みやすいため、汚れが付きやすく変色しやすい
- 汚れが付きやすいために、口臭の発生源になる
当院は保険・自費にかかわらず最善を尽くした治療をいたします。しかし、治療にかけられる手間や時間、入れ歯に使える素材に制約があるため、保険治療の入れ歯はどうしても自費治療の入れ歯に劣ってしまう部分があるのも事実なのです。つまり保険治療の入れ歯とは、ある程度の快適さや機能性、見た目を犠牲にした「最低限の治療」だともいえます。
「快適な入れ歯がほしい」「噛みやすい入れ歯がほしい」「食事を楽しめる入れ歯がほしい」「入れ歯だと他人に気づかれたくない」などのご要望がある方は、自費治療で作製する入れ歯もご検討ください。自費治療にはルールや制限がありません。豊富な素材の中から、患者様のお口やご希望に合わせて適切なものを厳選することが可能です。例えば、歯ぐきと接する部分(床)に金属やシリコンを使用できますので、入れ歯全体を薄く作ることができます。すると食べ物の味や温度を感じやすくなる上、装着時の違和感も少なくて済みます。
また、自費治療は治療方法も自由ですので、より丁寧な治療と入れ歯作製のために工程を増やすことも可能です。特別な材料を使った精密な型取りや、噛み合わせの綿密な分析を行い、お食事やおしゃべりに困らない、外れにくい入れ歯をお作りできます。
具体的には、次のような自費の入れ歯治療をご提供しております。
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インプラントオーバーデンチャー「インプラントオーバーデンチャー」は、2本~4本のインプラントをあごの骨に埋め込み、それを維持装置にして総入れ歯を固定する治療法です。インプラントによって入れ歯がしっかりと固定されるため、ズレたりガタついたりしにくく、ご自分の天然の歯のような噛み心地を感じられます。入れ歯の取り外しがワンタッチでできますので、ご高齢の方でも扱いやすく、見た目にも美しい、当院おすすめの入れ歯です。
- 治療のリスクや副作用
- インプラントを埋めるための外科手術が必要になります。残っている歯やインプラントが入れ歯の下にくるので、歯磨き、定期健診をきちんとしないと虫歯や歯周病のリスクが高まります。
- 治療の価格
- 1,000,000~1,700,000円(税込)
(デンタルローン・各種クレジットカードご利用できます。)
(デンタルローン利用例:月々28,000円/36回払い)
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ノンクラスプデンチャー
金属のバネ(留め金)を使用しない、見た目が自然な入れ歯です。残っている歯にバネ(留め具)を引っ掛けずにご使用いただけますので、残っている歯への負担が少なく済みます。保険の入れ歯に比べ安定性も良く、より噛みやすいのが特徴です。
- 治療のリスクや副作用
- 強い力をかけると割れる(欠ける)可能性があります。土台となるご自身の歯に負担がかかります。耐久性がやや劣るため、数年後に再作製が必要になる可能性があります。
- 治療の価格
- 350,000円(税込)
(デンタルローン・各種クレジットカードご利用できます。)
(デンタルローン利用例:月々9,800円/36回払い)
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金属床義歯
その名にあるように、入れ歯の歯ぐきと接する部分に金属を使用している入れ歯です。金属を使うことで耐久性が増し、さらに厚みを薄く作れるため、口の中での違和感を軽減できます。
- 治療のリスクや副作用
- 破損した場合、修理に時間がかかる可能性があります。金属の種類によってはアレルギーがでる可能性があります。加齢によるお口の中の変化により、定期的に調整が必要になる可能性があります。
- 治療の価格
- 300,000円(税込)
(デンタルローン・各種クレジットカードご利用できます。)
(デンタルローン利用例:月々8,400円/36回払い)
入れ歯治療の流れ
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STEP01現在使用中の入れ歯の調整
使用中の入れ歯がある場合は、調整します。
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STEP02お口の中の検査
お口の中を検査します。
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STEP03説明
お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
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STEP04治療
あごの形や頬の動きを確認し、入れ歯をつくるための「型取り」を行います。
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STEP05歯科技工所での入れ歯作製
型取りしたデータをもとに、歯科技工所で入れ歯をつくります。
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STEP06入れ歯の完成
完成した入れ歯をお渡しし、使い方やお手入れの方法をご案内します。