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未然に防ぐ『予防歯科』とは?~知っておいてほしい、日本の予防歯科の現状~
こんにちは!
歯科天陽堂の看護師・歯科衛生士、柴田 陽加です。
早速ですが、皆さん!
お口の健康を守るためのクリーニングは、『保険適応』と『自費』どちらで受けられていますか?
(当院では、どちらの施術も可能なため、患者様自身に都度、選択して頂いております。)
保険適応か?自費か?迷われる方も多いと思うのですが、双方のメリットをすご~く簡単にお伝えすると、
・保険適応→安く受けられる。
・自費→心地よく丁寧な施術が受けられる。
だと思います。
でも実は!
そんな金額や体感の相違以外に、もーっと重大な差が、存在しているのです。
それは、
日本の保険適応クリーニングは、そもそも『未然に防ぐクリーニングが適応しない』ということ!
現段階の日本の保険は、病気が起きていて病名が付かなければ、保険適応となりません。
なので、『保険適応のクリーニング』は、歯周病の治療として・もしくは悪化防止のために行う施術なのです。
とはいうものの・・・
日本人の成人の約8割は『歯周病』とされている現代は、ほとんどの方が保険適応されるということになります。
なんだか悲しい現実ですよね・・・。
そもそも予防は、起きてしまう前に”未然に防ぐ”ことが大切だと思いますし、
皆が皆、その保険制度に頼ってしまっては、社会保障料の増大・医療費の圧迫に繋がっていきます。
なので、本来の『予防歯科』のあるべき姿、それは、
『虫歯や歯周病を未然に防ぐこと。』に目的をおくことです。
そのためには、子どもの頃から、
★定期的に歯医者さんに通院する。
★正しい知識を学ぶ。
★セルフケア×プロケアを併用する。
★歯科検診を受ける。
これらを当たり前に身につけ、一生を通して習慣化する必要性があります。
そして私たち医療従事者はそのお手伝いとして、
患者様の健康を守る一生のパートナーとなれるよう、心がけていきたいと思います♡